ご相談者様の声

2014年1月18日 土曜日

法定調書と給与支払報告書

皆様、こんにちは。中央区築地の税理士法人高橋会計事務所です。

年明けてから早二週間たちましたが、皆様如何お過ごしでしょうか?今週に入ってからというもの、降雪の予報が出るくらいに寒くなりました。ノロウィルスやインフルエンザ等もかなり流行りだしたようですので、皆様体調にはくれぐれもお気を付けください。

さて、法定調書と給与支払報告書の提出期限が今月末になり、残り二週間を切りました。社員の多い会社様ですと、提出する市区町村が多いせいで、総務の方はかなりお忙しいみたいです。この給与支払報告書は電子申告でも提出可能でして、こちらだとわざわざ封筒に詰めて切手を貼っての作業がなくなる分、かなり経済的にお得なんです。実際、弊社のお客さまの中にも、提出市区町村が何十とあるので、電子で済ませている会社様もあります。

一方、法定調書は電子も可能ですが、最終的には支払先に渡す必要がある為、紙での印刷がどうしても避けられません。(源泉徴収票も本人に渡す必要がありますが、こちらはWEB明細等で対応している会社もあるので、必ずしも印刷する必要はありません。)特に、対個人の場合には、彼らの確定申告時に使用されるものですから、尚更渡してあげないといけないので、注意が必要です。

ただ、法定調書に限らず、税務書類については電子申告は非常に便利です。弊社の顧問先様にも出来る限りお勧めしておりますし、税務署もノルマがあるのか、企業や会計事務所に直接出向いたり、電話したりして推進を図っているようです。

電子のメリットは、税務署に行かず、送らずで基本的に済むのが一番です。よく新規のお客さまの中には、電子をすると尚更目をつけられるのでは、という危惧を抱いていらっしゃる方がいますが、これはまあ一理はあると思います。当然、働いている方ならお分かりになると思いますが、なまじ紙媒体で出されるよりPC上で見た方が分かりやすかったり、見やすかったりするものです。その延長上で、電子申告すると、同じように要チェックされる可能性が高いのではないか、との懸念。

ただ、確かに、その一面は完全に否定はできませんが、一概にも言えなくて、ある見方としては、紙で提出するぐらいだから、書類を提出された後によく見られてしまう、電子だと見るところだけ見れば良いが、紙だと目の前にある以上、見ない訳にはいかない、とも考えるようです。

とは言え、税務署さんとしてはそれなりのツールでもって、きちんと多くの会社の変異を把握をしているのも事実です。日本の税務署はとても優秀です。いずれ不正は襤褸が出ますし、何かしらの形でばれてしまうのが殆どです。脱税は当然許されませんが、きちんとした報告をするのに、紙にしろ電子にしろ対応は変わりませんので、同じ結果なら手間がかからない方がベターではないかと思います。そこで、個人の確定申告然り、法人のも然り、電子申告をお勧めしている次第です(とは言え、準確定申告は電子で受け付けていないなど、未だに完全ではなく、どうも恣意的な面が見られるのも事実ですが・・・)。

きちんと営業もしておきますが、そんな訳で、電子申告への切替をお考えの方は是非弊社までご連絡ください。

投稿者 税理士法人高橋会計士事務所