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社会保険・健康保険の違いとそれぞれのメリット・デメリットを解説!|税理士がわかりやすく解説します

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社会保険・健康保険の違いとそれぞれのメリット・デメリットを解説!|税理士がわかりやすく解説します

社会保険・健康保険の違いとそれぞれのメリット・デメリットを解説!|税理士がわかりやすく解説します

2024/04/03

社会保険と健康保険は、どちらも労働者の健康保険などを保障する制度ですが、それぞれに違いがあります。この記事では、社会保険と健康保険の違いやそれぞれのメリット・デメリットについて、税理士がわかりやすく解説します。

目次

    社会保険と健康保険の違いとは?

    社会保険と健康保険は、日本国内で働く人々にとって非常に重要な保険制度です。しかし、多くの人々は両者の違いを明確に把握していないことがあります。社会保険は、労働者が働いている企業等からの保険料を支払い、生活保障を提供する制度です。健康保険は、国民皆保険制度に基づいて設立された、病気や怪我をした際の診療費用や入院費用をカバーする制度です。両者ともに、国民が保険料を納めることで、防災・減災の機能を持ち、生活保障や医療保険による保険金の給付など、幅広い保障を提供します。社会保険は、健康保険、厚生年金保険、労災保険、雇用保険の4つの保険から構成されます。健康保険は、自治体などが運営するものと、会社などの法人が自主保険で運営するものがあります。両者はそれぞれの分野で重要度が異なりますが、働く人々にとって欠かせない保険制度であることは間違いありません。

    また、健康保険と一言で言っても、実際は健康保険と介護保険の二つを合わせた総称として使われることもあります。介護保険料は40歳以上の者が保険料を負担するもので、会社の給与や年金から天引きされます。

    社会保険のメリットとデメリット

    社会保険は、労働者に対して社会保障制度を提供することにより、生活の安定や社会的調和を促進するための重要な制度です。社会保険に加入することで、労働者は年金や健康保険などの給付を受けることができます。また、事業主も社会保険料を支払うことで、雇用継続の安定化や事故・災害時の補償などのメリットがあります。 一方で、社会保険制度にはデメリットもあります。例えば、社会保険料の負担が大きく、経営者の負担軽減が求められるなど、経営面での課題があります。また、社会保障給付に関する支出拡大問題などもあり、社会保障制度の改革が求められています。 

    また、年金についても、財政逼迫から、受給年齢を上げる事になった場合、会社の定年などの問題にも関わってきます。

    健康保険のメリットとデメリット

    健康保険は、あなたの医療費を補償し、必要な医療にアクセスすることが可能になるため、非常に重要な制度です。健康保険に加入することで、突然の病気や怪我の場合でも、窓口では一部の負担のみで、高額な医療費を一括で支払わずに済みます。また、予防接種や健康診断なども補償されることがあるため、健康維持につながる取り組みも支援されます。 しかしながら、健康保険にはデメリットもあります。まず、保険料の支払いが必要であり、経済的負担が大きくなる可能性があります。また、公的医療費の支払い限度額があるため、高額な治療費は割合的に自己負担が大きくなってしまいます。そのため、治療費の高額化が進む場合、健康保険だけでなく、がん保険を始めとした他の医療保険にも加入することが必要となるかもしれません。 

    社会保険料率の変更

    令和六年三月から協会けんぽの健康保険料と介護保険料が変更されます。それに伴い、各種健康保険組合でも料率が変更されることが想定されます。四月から六月の給与を基本に、十月から翌年九月までの保険料の元となる金額(標準報酬月額)が決定されます。この標準報酬月額には、基本給などの固定的に支払われるものに加え、残業に係る時間外手当や深夜手当など労働の対価であるが臨時的なものや変動的なもの、また、一ヶ月辺りの通勤費も含まれます。よって、四月から昇給があったり、時間外手当が増えたりすると、その後一年間の徴収される保険料が増える可能性があります(会社も同様に負担が増える)ので、ご注意ください。

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